石草峯(いしくさみね) 579.7m  蒲江          平成24年2月27日 月曜日 晴

北緯 32度52分50.3秒  東経 131度55分52.4秒

 大分自動車道〜東九州自動車道と走り、佐伯ICで降ります(ここを起点とします)K36〜R217と走り約5.2Kmで佐伯大橋を渡ります。ここから左折しR388を走ります。約13.7Kmで大中尾トンネルです。トンネルを抜けすぐに左折し旧道に入ります。約14.5Kmで広場のあるT字路があります。ここに駐車しました。

(1) 旧道は大きく右に曲がりながら下っていますが、T字路になっており、右折し登って行きます。道の左側に材木の集積場があり、少し手前の広くなった路側帯に駐車しました。
 資料(平成10年1月7日 大分合同新聞)では、この先まで車通行可能、となっていますが、時間もたっぷりあり、対向車のことも考え、旧道を歩くことにしました。
(2) 九電の巡視路の標柱と作業現場入口の標識があります。
(3) 最初は舗装道路です。 (4) しかし直ぐに未舗装道路となり、かなりぬかっています。又多くの車輪の跡もあります。
(5) 約28分で「林道木立畑野浦線 起点」の標柱があり、数メートル後には「終点」の標柱があります。両方の標柱に「平成18年8月17日から18日にかけての台風災」と記されています。歩行距離約2.3Km。 (6) 約33分で三差路です。車輪の跡はほとんど左方向になっていますが、右方向に進みます。距離約2.44Km。
(7) ほんとうに以前はバスが通っていたのでしょうか。狭く険しい道が、左に右に大きく曲がり続いています。 (8) 昔の名残でしょうか。最近余り見かけない「警笛区間」の道路標識が何箇所か残っています。
(9) 約47分で大きく右にカーブしている左側がトンネルです。距離約3.36Km (10) トンネルの手前が大きく崩壊しており、車で行ける状態ではありません。資料では登山口は「トンネルの向こう側」となっていますが、一人で通るには勇気がいります。ライトは持っていますが、やはり不気味です。地形図では後数百メートル歩くと、尾根に登る小径があります。そこから登ることにしました。
(11) トンネルの右側に咲いていました。 (12) 未舗装ですが、歩きやすい道路が続きます。
(13) 約60分で、地形図にある尾根へ登る小径です。ここを登って行きます。距離約3.98Km。北緯32度53分00秒、東経131度56分34秒地点です。 (14) 踏み跡もほとんどありませんが、上方は明るく、尾根は近いです。直登です。
(15) 約71分で尾根です。右方向に進ます。遠望は利きません。距離約4.15Km。 (16) 尾根に沿って西方向に進めば、山頂のはずですが倒木が道をさえぎり、迂回箇所が何箇所かあります。目印テープは見当たりません。
(17) 所々にある境界標柱が頼りです。 (18) 自然林の中を気持ちよく歩ける箇所もあります。約79分。約4.22Km。
(19) 約89分で資料の登山道と合流します。やや右方向に進ます。距離約4.42Km。 (20) ここからは、目印のテープもありますが、数は少ないです。しばらくは自然林の中を歩きます。しかし・・・。
(21) 小径が良くわかりません。GPSを頼りに、帰るときの目印をして慎重に進ます。 (22) 山頂付近は平坦で、どこが山頂か良くわかりません。GPSではこの付近であることには間違いまりません。
(23) 約135分で山頂です。帰路の確認にかなりの時間を費やしました。歩行約5.23Km。 (24) 三等三角点と山名標識です。
(25) 三等三角点です。579.7mです。国土地理院の基準点名は八窪山となっています。 (26) 山頂から7分ほど下った所からの眺めです。今回の山歩きで唯一遠望の利く場所です。その@です。クリックで拡大
(27) そのAです。クリックで拡大 (28) そのBです。
 旧蒲江町の、一番高い山は石草峯のようです。以前から計画していたのですが、中々実行できずにいました。佐伯市観光協会さんも「佐伯の山:登山道一覧」で石草峯を取り上げています。参考にさせてもらい出かけました。
 ただ、大分合同新聞の「かくれ名山」「佐伯市観光協会」とも「旧畑野浦トンネル」を通るルートですが、既述しましたように、トンネルを通らずに、林道から直接尾根に直登しました。
 このコースはほとんど入っていないのか、踏み跡、目印テープは見当たりません。基本的には尾根を西方向に進めばいいのですが、かなり苦労しました。
 又、旧道は以前はバスが通っていた道なので、通行可能ですが、狭く、カーブも多く、離合場所も少なくて、材木運搬車等との出合を考えると、歩いた方が良さそうです。静かな林道歩きは気持ちのいいものです。
 積算距離約10.7Km。約5時間、標高差約440m。の山歩きとなりました。
 ルートの不明瞭な所がかなりあります。十分な準備と、地形図、磁石、GPS等の持参が必要でしょう。