中摩殿畑山 (なかまとのはたやま) 991.1m 山国町    平成24年4月8日 (日曜日) 快晴

北緯 33度27分4.3秒  東経 131度01分10.4秒

 R212の中津市山国町にある「道の駅やまくに」から、K646(津民中摩線)に入ります。田尾野川を左に見て岩伏集落に向かいます。約6Kmで岩伏集落の最奥部です。ここが登山口となります。

(1) 岩伏集落最奥部民家の奥に「ブナの原生林」説明板があります。ここが登山口です。標高約530m。クリックで拡大 (2) 説明板の左側に未舗装ですが、車数台は駐車できる場所があります。ここに駐車しました。コンクリート道が伸びています。これを上がって行きます。
(3) 登山道には所々に案内標識が添付されており、助かります。 (4) 集落から上に砂防ダムが設置されており、4番目のダム(約16分)までは舗装道路です。ここからは未舗装の登山道を登って行きます。歩行距離約866m。標高約669m。
(5) 杉・ヒノキ林の中を登って行きます。 (6) 約19分で再び林道に出ます。前方右に5番目のダムが見えます。距離約934m。標高約692m。
(7) 約23分で市平両畑林道へ出ます。林道を横切り、案内標識(印)に従い、石の階段を登って行きます。右に6番目のダムが見えます(写真には写っていません)距離約1.05Km。標高約734m。 (8) すぐに林道に合流します。これを登って行きます。林道は長くは続かす、荒れた山道をなり、だんだんと急坂となります。
(9) 急坂で杉・ヒノキ林の中ですが、案内標識、目印テープを頼りに、一歩一歩登って行きます。約30分頃。 (10) 約49分でロープ場です。距離約1.37Km。標高約891m。
(11) ここからは斜度もかなり緩み、呼吸も整いました。 (12) 約54分でブナ巨木の倒木です。くぐれるように切り込んであります。距離約1.54Km。標高約918m。
(13) 約56分で地形図に出ている、大野々林道に出会います。左に曲がり未舗装の林道を歩きます。距離約1.58Km。標高約924m。   (14) ほどなく「山崩れ発生予知施設(雨量観測テレメータ装置)が現れます。この前で林道は直角に右に曲がっています。
(15) 林道はなだらかに下り気味です。前方に目指す中摩殿畑山が招いています。急坂登りの後の林道歩きは気分がいいです。 (16) 約65分で尾根取り付き点です。道路右側に案内標識(印)が見えます。距離2.08Km.標高約900m。
(17) 取り付き点の右にもオレンジ案内標識等のあり、迷うことはないでしょう。 (18) 急坂を登り約71分で尾根に出ます。左に曲がり頂上を目指します。距離2.18Km。標高約950m。
(19) 頂上付近はシャクナゲの群生地です。 (20) 歩き始めて約80分で山頂です。木製の鳥居、小さな社が見えます。距離約2.44Km。
(21) お社には「八大龍王大神」が祀られています。山の別名が「龍王山」です。このお社は平成16年の台風被害を受け、平成17年6月19日に新築されたものです。四隅をワイヤーロープで引っ張られており、頑丈に作れています。 (22) お社の隣に三角点、安武さんの山名標識、石祠等があります。
(23) 三等三角点です。991.1mです。 (24) お社の背後からは、福岡県境の山々が英彦山を中心に素晴らしい眺望が見渡せます。その@です。クリックで拡大
(25) そのAです。クリックで拡大 (26) そのBです。
 下山は往路を戻りました。登りできつかった急斜面は、下りではなお一層の注意が必要です。足元注意で木々につかまりゆっくりと降りました。駐車場まで約60分。積算距離は約5Km、累積標高差約460mでした。  集落最奥部の駐車場を出て、約400m下った(戻った)所に舗装された立派な広い駐車場があります。前の案内板には「西京橋と天岩戸」の説明があります。分県登山にも「秘境中の秘境」と紹介されています。
(27) 上記説明板です。クリックで拡大 (28) 秘境はこの奥のようです。 
(29) 小川(田野尾川)を渡り、向こう岸に行きます。 (30) 案内標識に従い、木製の階段を登って行きます。写真左上の所はかなりきついです。
(31) 階段を上り詰めると、舗装道路です。 (32) 舗装道路の終点から下り、今度は沢登りです。ここからは、普通の革靴では無理でしょう。苔が生え滑りやすい所もあります。
(33) 慎重に沢を登って行くと、駐車場から約10分で案内標識があります。これに従い沢から、小路に入ります。 (34) 目の前に大きな岩山(岸壁)が現れます。この下が天岩戸。左上が西京橋です。
(35) 天岩戸です。間口3m、深さは10mほどあるそうです。 (36) 天空にかかる岩橋の西京橋(仙人梁)です。さすが迫力満点です。秘境中の秘境です。(撮影技術がまずくて迫力が出ていません。反省)その@です。クリックで拡大
 久しぶりに、県北の山に訪れました。5月上旬の陽気で汗をかきながらの山歩きとなりました。快晴に恵まれ、福岡県境尾根の展望も堪能できました。
 又、西京橋にも訪れることができ、その迫力に圧倒されました。
 中摩殿畑山は百山登山ではH13.5.9に訪れ、シャクナゲがきれいに咲いていた印象があります。又、山名が百山、旧分県登山には「なかまどんのはたやま」とあり新分県登山、現地のブナ原生林説明板では「なかまとのはたやま」となっています。尚、国土地理院の基準点名は「中摩」です。
(37) そのAです。